2019年2月28日木曜日

samplerinfo を使って外から周り込む光の表現

MayaのノードにはUtilityノードというものがあります。
この中から「samplerinfo」というノードを使ってオブジェクトの周りから光が回り込んでくるような表現を試してみます。

クッションのようなものを作りました。Blinnシェーダーを割り当てて適当に色付け、バンプを入れています。


・Hypershadeで

UtilitysグループにあるSamplerinfoノードをクリックして作成。
2D TexturesグループにあるRampノードを作成。

Samplerinfoノードの「Facing Ratio」をRampノードの「U Coord」に接続。

Rampノードのアトリビュートで「Type」を「U Ramp」に変更。
Rampのカラーを左が白、右が黒になるように設定。

Rampノードの「Out Color」をblinnシェーダーの「Incandesence」に接続。

・接続の結果

これでレンダリングしてみます。

・設定あり
光が回り込んでベルベット状のような感じになりました。実際はRampの色などの具合を調整していますがだいたいこんな感じ。

違うモデルでも試してみます。顔モデルです。
普通にシェーダーを割り当ててます。Incandesenceに効果を設定すると、
こうなります。さらに、顔の色を黒にすると、
こんな感じになって、透明なモデルのようにも見えます。
これが面白いのは、Rampの様子を下記のようにすると・・
この様になります。
色々ためしてみても面白いです。。

ちょっとだけ自己紹介

京都市在住で主に3DCGコンテンツを制作する個人事業主です。

ニックネームはカタカナで ヤマモトムネト
ツイッターのIDは@muneto_BM
ネットで掲示板に書き込みとかしだした頃はBMとだけ名乗ってました。

デジタルコンテンツ業界に関わることになるのは大学卒業後、会社に入社してからですね。3DCGとしてだったら大学2年から触ってます。当時はPersonal LINKSをPC-9800で動かしてましたね。

会社勤めしていましたが14年ほど前に独立、その後大学の講師をさせてもらいながら今に至ります。

CGに関わって(大学卒業後)27年、、ほぼ独学、プログラミングは出来ません。アーティストやデザイナー?なんておこがましい(でも一応名刺には3DCGデザイナーとしてます)、、、皆さんに支えてもらいながらの生活です。
こんな私ですがよろしくおねがいします。

制作環境
Windows10 x64
Autodesk Maya2018.5
 plugin:V-ray,realflow
AdobeCC




ブログ始めてみました。

とりあえずは日々仕事で関わっている3DCGや映像制作等の、気になったことや覚えておきたい情報等を書き留めておきたいと思います。

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